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VOEGELI
2015年からフリーランスのメディカル翻訳者。英検1級。翻訳者個人に直接依頼したい方に向けたお仕事受付けのためのホームページです。臨床論文や治験文書を始め、保険の請求に至るまでさまざまな文書翻訳の経験があります。「翻訳実績」に過去に翻訳した文書をまとめてあります。
経験豊富な翻訳者(VOEGELI)へ直接依頼したい方へ
CAT toolのPhraseのWeb editor(ウェブエディタ)をブラウザ上で 開けても セグメントを確定できない( Please wait・・・と表示されたまま ぐるぐると輪が回っているだけ)、Desktop editor(デスクトップエディタ)が TM や 用語集に繋がらない。 こんな症状にある日突然襲われパニックになった私が、この症状の緊急処置と解決法を説明します。 この時の問題の原因は「複数の会社のPhraseのアカウントが同じユーザー名で登録されており、複数の会社のアカウント ...
厚生労働省の通知には薬食発第 0829007 号や 薬食機発第 0216001 号など各室長の通知を意味する略語が表記されていますが、対応する英語の一覧表がありません(2024年現在)。室長の英語訳の対訳もありません。略語と通知番号がわからなければ、日本語の通知に対応する英語の通知を見つけることができないというとても困った状況が続いています。 対訳がない中で命名法だけでも理解しておくのは大切です。 これは、先輩翻訳者に教えていただいた方法です。 例:「薬食機発0301第1号」の訳し方 ①略語のルールを知る ...
補体系(Complement system)にでてくる「限定分解」の訳語 日本語の辞書で限定分解と調べると「limited degradation」とでてきますが、英語では補体系との関係でこの訳語はほとんどでてきません。化学用語のdegrade(分解)も補体系ではほとんど使用されません。 でも日本語では、例えば、「C3がC3aとC3bに限定分解する。」と書かれています。 しかし、日本語に引きずられてはいけません。 英語では「cleave」が使用されます。日本語訳では「切断」という意味になります。 なので、 ...
こんにちは。メディカル翻訳者のVOEGELIです。 コロナ以降の医療翻訳の傾向や変化について個人的に感じたことを書いていきたいと思います。 Webinarなどのリモート会議が増えた 私はもともと主に臨床論文を訳しているのですが、コロナになってからはリモート会議が盛んになりWebinarの翻訳が増えました。 理系の翻訳者に高い英語力は要らないという通説(?)がありますが、英語力は高い方がよいと改めて感じました。 また、口語にも対応できた方が翻訳の幅が広がります。Webinarでは外国人がジョークをとばして笑 ...
「AI翻訳の精度95%って本当か?」と疑問に思っていらっしゃる方は多いと思います。 日常的にAI機械翻訳の翻訳文を見ている翻訳歴7年のメディカル翻訳者から見ると 「精度95%の場合もある」という回答になります。 「場合もある」ってどういうこと?と思いますよね。本記事では、AI翻訳が強い分野と弱い分野に触れながら説明したいと思います。AI翻訳を取り入れたい、使ってみたい方はぜひ参考にしていただけますと幸いです。AIの翻訳結果は文書の種類によってずいぶん精度が変わるということを最初に申し上げておきたいと思いま ...
メディカル翻訳をするにはどんな辞書を持っているといいですか?と聞かれたことがあります。持っている辞書の一部と使用頻度そしておすすめ度を紹介します。 私の持っているメディカル関連辞書 辞書名 お勧め度(5段階) 使用頻度 注意点 英辞郎 on the WEB ★★★★ 多い 英辞郎は残念ながら誤訳が結構あります。そのままの訳語を鵜呑みにしてはいけませんが、非常に幅広い単語が網羅されており、役に立ちます。有料版(年間3600円)をおすすめします。学会用語集などで必ず裏をとって訳語を確定してください。 Webl ...
治験翻訳に必須の無料の資料を紹介します。インターネット上で閲覧できますので翻訳にお役立てください。 日本製薬工業協会の「日本の薬事行政」 「日本の薬事行政」には治験、医薬品の承認審査制度、厚生労働省やPMDAなどの主要関連組織など薬事行政に関することが書かれています。また、各種試験に関するICH(医薬品規制調和国際会議)のガイドラインも載っています。 ①「日本の薬事行政」日本語版(2020年)https://www.jpma.or.jp/news_room/issue/yakuji/lofurc00000 ...
日本語⇔英語の医療翻訳のための学会用語集などのリンク集です。ブックマークに登録するなどしてお役立てください。学会用語集が一番信頼できますが、個人の医師が個人的に作成した用語集も参考になります。 精神科 名前 URL 更新年 作成者 DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン https://www.jspn.or.jp/uploads/uploads/files/activity/dsm-5_guideline.pdf 2015 日本精神神経学会 てんかん学用語集 第6版 https://square.umi ...